[週刊ダイヤモンド] 108巻30号 要約と感想

PUBLISHED ON 2020-07-26 09:57:51 +0900 JST — DIAMOND

要約

 最近梅雨が続いており、7月後半になっても太陽をまともに見た回数が少ないと感じます。健康状態を維持するためにも部屋で運動をするなどのボディケアとともに、メンタルケアを同時に行なっていきたいと思います。

企業が脱プラットフォームが進む理由

 顧客の存在が他の国訳を引き付ける効果を生み、プラットフォームの顧客はそこから離れなくなるという強みのあったビジネスモデルであった。しかし、最近、プラットフォームに参加していた事業が離脱し、自社で顧客接点機能を立ち上げるケースが相次いでいる。

 ZOZOから離れたユナイテッドアローズや楽天トラベルなどのOTAから距離を置くアパホテルだけではない。コンビニ各社がコンビニATMプラットフォームであるイーネットから離脱してセブン銀行やローソン銀行を設立。銀行側もこんびにATMの利用に課金して自行ATMへの誘導を強めている。

 海外では、ディズニーがNetflixと決別してディズニープラスを立ち上げた。昨年末にナイキがアマゾンドットコムでの販売を終了し、自社サイトを通じた販売への切り替えを発表した。 

 これらの例での本質は、顧客に個別プロモーションを行うことができなくなってしまったということだ。プラットフォームを介した取引では、顧客のプロファイル行動や顧客による自社の製品、サービスの使用状況などについてデータを収集することができない。加えて顧客からのフィードバックはプラットフォーマーに独占されている。

 結局、アマゾンなどのプラットフォームが有名になったのは、ネットリテラシーをまだ持っていなかったため、産業バリューチェーンにオンライン顧客接点管理という新しい機能をまとまったものとして利用していたからだと言える。ネットでのビジネスが有名になった今、アマゾンのプラットフォームを利用する必要性を減少させたと思われる。

個人的意見

 アマゾンや楽天トラベルなどのネットのプラットフォームに落ち目があるとは思わない。こうしたプラットフォームから離脱している企業があるのは、顧客の情報が見えないからだ。それならば、プラットフォーム側から情報を販売する形でビジネスを展開すれば、プラットフォームの存在価値は十分にある。むしろ、使用者側の目線でいうと、各社の競合のサイトを別々で比較するよりも業界全体の商品が一目で確認できるプラットフォームの方が使い勝手がいい。そういう意味でプラットフォームがなくならないと私は思う。

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