[週刊ダイヤモンド] 109巻25号 要約と感想

PUBLISHED ON 2021-06-19 10:09:06 +0900 JST — DIAMOND

要約


サマーインターンの選考で面接やESを書いていますが、全落ちの可能性がありそうですねw

全落ちしても数多く受けてきた経験を次に活かすためにもしっかり反省して思ったことをドライブに保存していこうと思います。


最大手の東京海上日動火災保険は経常利益減益

損害保険会社にとって、災害と自動車事故が激減した2020年度は好業績となる条件が揃った年だった。だが、最大手の東京海上日動火災保険は経常減益。

なぜなのかについて述べていく。

大手の国内損保事業を見てみると増益は三井住友海上火災保険と損害保険ジャパンのみ。

最大手の東京海上日動火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は減益と明暗を分けた。損保決算は読み解くのが難しい。そこで前提として四つの特徴を抑える。

一つ目は損保会社は保険会社と機関投資家という二つの顔を持っていること。その資産の約8割が有価証券だ。

そして最も特徴的な点が二つ目で、売り上げが増えれば負債も増える傾向があることだ。損保会社は保険金の支払いのために常に資金を用意しとく必要がある。

そのお金は保険契約準備金といい、顧客に支払うお金があるため、負債に計上されている。

したがって、売り上げが増えれば保険金の支払いにも備えなれけばならず、負債も増える傾向があるということだ。

三つ目は保険事業には設備投資などが必要ないため有利子負債が少ないということ。 そして最後は先述の二つの顔があるため、売り上げ高は正味収入保険料のために利息や配当金などの資産運用収益がある。

その上で、明暗が分かれる理由を東京海上日動火災の決算を使用して探っていく。


2020年度は台風上陸がゼロで自動車事故も新型コロナ禍による外出自粛で激減。その結果、支払い保険金額は前年度比約1680億円も減少した。

ところが、保険引受損益は170億円の赤字、資産運用等収益1702億円がカバーしたものの、経常利益は前年度比29.8%減の1573億円となった。

なぜ事業環境がいいのに赤字になったのか。

それはひとえに保険金の支払いに備えた準備金を積みましたからである。

20年度は異常危険準備金等の差し引きの結果、責任準備金を1069億円積み増した。

逆に保険金の支払いが多かった19年度は42億円を取り崩していた。この資金移動はいわば保険会社の宿命である。

積みましはPLで費用になるため、減益となる。ただし、保険事業の稼ぐ力は確実に強化されている、。コンバインドレシオは92.5%低下した。

 


参照先: 週刊ダイヤモンド109号25巻 p

TAGS: ECONOMY
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