[週刊ダイヤモンド] 109巻21号 要約と感想

PUBLISHED ON 2021-05-29 12:38:55 +0900 JST — DIAMOND

要約


 ありがたいことに、某外資金融のテクノロジー部門のOBの方とお話をすることができました。

 将来自分が何をしてはいるのかをもっと明確にしなければならないと感じたので、将来のビジョン的なものを思い描いていこうと思います。


インフレ率が上昇したときの平均インフレ率

 最新の日本銀行の物価見通しは2023年度でも1%で、目標の2%には程遠く、ゼロ%以下の政策金利が今後もかなり続きそうだ。

 低金利の長期化は金融システムや金融市場を不安定化させる可能性があり、それを通じた経済物価への悪影響には留意が必要である。

 低金利の長期化には金融政策のルールも関わる。日銀は16年に長短金利操作付き量的質的金融緩和を採用した時に物価安定の目標の実現とはインフレ率が平均的に2%になること、と明確化した。  平均には過去の値を含むので過去のインフレ率が低い元で平均2%のインフレ率を目指すと低金利が長期化する。

 そして平均期間を長く取るほど低金利が長引き、2%のインフレ率の到達は早まるものの、あとの利上げは急となりインフレ率や需給のギャップは大きく変動する。

 日本の場合予想インフレ率も過去の物価動向に強く引っ張られるので、この特徴がより顕著に現れる。  


参照先: 週刊ダイヤモンド109号21巻 p24

TAGS: ECONOMY
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