[週刊ダイヤモンド] 109巻20号 要約と感想

PUBLISHED ON 2021-05-23 21:39:02 +0900 JST — DIAMOND

要約


 六月からはサマーインターンの面接や長期インターンの本格化、授業の課題など過去一番で忙しくなりそうです。    六月も無事に乗り越えて素晴らしい夏を送っていきたいと思います。


フロス状態の市場

 バリュー株のパフォーマンスが足元で世界的にグロース株を上回っており、その差は過去10年以上で最も大きくなっている。

 フロスの兆候と陶酔感に満ちた市場において、これは健全な展開である。

 世界金融危機を受けて株式相場が底を打った2009年半ば以降で最大の優位性を示すものだ。もちろん高いバリュエーションのグロース株が昨年アウトパフォームした幅はこれよりもさらに大きく、ドットコムバブルの加熱以来最高となった。

 米FAANGだけでなく、中国のハイテク企業を含むグロース株は世界的に見てバリュー株を圧倒してきた。

 ハイテク銘柄は割高だが、驚異的な収益の伸びを見せている。それでも昨年上昇したあとのリバランス期間があることは一握りの高株価銘柄への依存度を下げることになり、市場全体にとってはプラスとなる。

 米国、および世界全体の株価指数がまだ過去最高地下それに近い水準になっている。

 銀行株、資本財株、素材株、エネルギー株などはすべて、世界的にワクチン摂取が進められていることを受けた活発な景気回復と緩やかなインフレ圧力の恩恵を受けている。

 懐疑的な見方をすれば、最近の優位性の逆転は熱狂のさらなる現れに過ぎず、ある市場セクターから別のセクターにホットマネーが流出しているに過ぎないということになる。  


参照先: 週刊ダイヤモンド109号20巻 p18

TAGS: ECONOMY
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