[週刊ダイヤモンド] 109巻13号 要約と感想

PUBLISHED ON 2021-03-22 09:41:25 +0900 JST — DIAMOND

要約


 もう春休みも終わりになってきました。5月から就活を本格的に始めるとなると、5月までにやりたいことを終わらせる必要が出てきました。

 特に情報発信をやっていきたいので頑張りたいと思います。

 (外銀のテクノロジーに受かりたいーーー)


希薄な危機感と意識改革の欠如

 デジタルトランスフォーメーションという言葉が最近ではビジネス界で浸透している。

 本来は「デジタルの進展で社会全体が良い方向へ変わる」という漠然とした意味だが、我が国ではより危機感を持った概念として捉えられている。デジタルの力がビジネスのあり方を根底から変えてしまうからだ。

 フィルムを使って、アナログカメラがあっという間に姿を消したようにデジタルを前提としたデジタルを前提とした仕組みに変わると従来のビジネスが突然なくなってしまう可能性がある。

 例えば私たちが当たり前に使っているお金もデジタル化が進んでいる。紙幣や効果はその紙や金属に価値があるわけではなく、額面の価値があるという信用があるから流通する。デジタルデータに信用ができればATMも窓口も不要となり、金融機関のビジネスも大きく変わると思われる。

 経済産業省では企業のDX推進への意識を高めるために2年前からDX推進指標による自己診断を促している。それによると92%の企業が全くやっていないor一部門での実施にとどまるとの結果だった。

 IT活用に止まらず「企業を改革することがDXの本質」というのは簡単だが、実行は難しい。なぜならこれまでの機械化自動化や業務プロセスの改革と異なり前提となるビジネスルールそのままが変わるからである。

 そして対象となる顧客に対して旧新ビジネスの衝突は避けられない。しかし、今回のコロナかでのテレワークによるITインフラの整備増強や就業規則、押印の見直しなど企業は従来のやり方に対して変化を余儀なくされた。これが日本のDXの遅れを挽回できるか大きな正念場を迎えるだろう。

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