[週刊ダイヤモンド] 115巻 要約と感想

PUBLISHED ON 2020-03-21 08:18:23 +0900 JST — DIAMOND

要約


 おはようございます。朝一で学校にきて真っ先に雑誌の要約に手をかけましたが、タスクを朝に終わらせるのは精神衛生上とても良いことを気づきました。


無駄な会議を生み出す決定的な要因

 議論は会社に入ってから必須のものであり、議論で何かを決めなければ実質無駄な時間になると考えている。そこで、議論を始める前に決めるべき2つのことがある。

①議論の決定期限「いつまでに決めるのか」

 まず、議論をする際は、具体的に「いつまでに決めるのか」という期限を明確に持っておく必要がある。一般的に締め切りが近くなると人は集中力が増す。これは議論でも一緒である。仕事に置いてメンバー全員の時間は大切なものであり、明確な意思決定期限を設定する必要がある。

 しかし、時間の設定をしない議論が多く存在するという。それは2つの理由がある。

 (1)無意識に決定を先延ばしにしたい気持ちが働く。

  会議で議論がされるときに目標数値の決定や戦略・戦術の立案、組織や役割の変更が行われるが、人は変化を嫌う傾向にある。そのため、無意識のうちにコンフォートゾーン(今ある自分の状態)に止まろうとしてしまう。

 (2)会議では時間をかければかけるほどいいものができるという固定概念

  多くの変数が複雑に作用している状況で、唯一の正解を決定することは困難である。そこに気づかなければ、いつまでも最適な正解を求めて議論を長引かせてしまうことがある。しかし、仕事とは限られた資源時間の中で効率的に顧客の要求に答えなければならない。それは、議論でも同じである。生産性にこだわるべきである。

②最終意思決定者を決める

 議論を始めるうえで決めなければならない2つ目の要素が最終意思決定者の決定ある。ここにも最終意思決定がなされない理由が2つある。

 (1)最終決定者はリーダーであるという先入観

  より高度化、複雑化した市場変化に対応するためには、実際に業務を遂行する人に意思決定を持たせた方が良い。各プロジェクトで実際に現場を牽引している責任者の方が事情を把握しているし当事者意識も高い。しかし、社長やプロジェクトリーダーには権限を委託するという覚悟が必要になるだろう。特に中間管理職であるプロマネなどの職の方には現場の人に権限を与えることは相当な覚悟があることは間違いないと思われる。

(2)自分が最終意思決定者になることのプレッシャーの大きさ

 会議を価値あるものにするためには社長やリーダーの覚悟だけではなく、参加者全員がコンフォートゾーンからの脱却が必要となる。

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