試験がおち着き1/11日に届いた雑誌の要約と感想をかける時間ができました。今年も東大院の受験のための対策をしていかなければなりませんが、しっかりと毎週の要約と感想をルーティン化して両立をしたいと思います。それでは、早速やっていきましょう。
昨年後半にFRB(米連邦準備制度理事会)は3回の利下げを行い、米この住宅価格と株価を持ち直した。トランプ大統領は選挙戦術のために中国との貿易戦争を一旦棚上げしつつある。選挙戦後のアメリカから中国への攻撃に備えて中国は貿易戦争休戦の期間で、経済を立てなおすかんがえだろう。
また、世界の外貨建準備に占める日本円の比率は高水準に達している。2019年7−9月の世界の外貨準備の日本比率は5.6%と1990年以来最高の値を出した。これは、日本円の需要を表してはいない。円建て資産をドルに換えたい投資家のマネーが多くの割合で占めているのが原因である。複数通貨間の変動金利を交換するクロスカレンシーベーススワップによって日本国債を保有する投資家は円建ての金利や元本を引き換えに取引相手が得るドル建ての金利と元本を受け取ることができる。つまり、日本の短期国債を買ってドルに交換すれば同年限の米国債を買うよりも大きなリターンを得ることができるということだ。ドルを欲している投資家ならば、日本の国債を買って満期までに貰える金利をドルとして変動金利を受け取ることを考えるだろう。簡単にいうならば、ハンターハンターのグリードアイランド編で大天使の息吹と交換できる引換券を買っているようなものである。(イメージなので厳密には違うことを理解していただきたい)
世界の外貨準備における日本円の比率の拡大と米ドルの縮小のデータは何を意味しているのか今後の見えないデータへの注意が必要である。
金融ワード
外貨準備
各国の通貨当局の管理下にある、直ちに利用可能な対外資産のこと。通貨当局が急激な為替相場の変動を抑制するとき(為替介入)や、他国に対する外貨建債務の返済が困難になったときなどに用いられます。日本の外貨準備高は中国に次ぎ世界第2位で、2018年12月末時点で約1兆2,700億ドルに達する。
リスクオン
投資家がリスクを負ってリターンを得やすい状況や環境のこと。
為替スワップ
為替取引の一種。通貨(円)を担保に入れて通貨(ドル)を借りて、一定帰還後に返すような取引のこと。
通貨スワップ
通貨を対象とするデリバティブ(金融派生商品)取引のひとつで、異なる通貨間のキャッシュフローを交換する(スワップする)取引を、「通貨スワップ」といいます。例えば、ドルでの支払いのためドル建て社債を発行して、通貨スワップで円に換えれば利払いや元本償還が円になるため、将来の支払いが円貨で確定します。