[週刊ダイヤモンド] 108巻39号 要約と感想

PUBLISHED ON 2020-10-06 23:19:07 +0900 JST — DIAMOND

要約

 最近はインターンと研究に身を捧げる日々を過ごしています。英語に力を注ぐ工夫をやっていく必要が出てきています。

 Toeicでは抽選に通るために、奈良で申し込んでましたが、また抽選が落ちてしまいました。次は鳥取で申し込んでみることにします。

 

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 米連邦公開市場委員会(FOMC)は2%の物価目標未達の元、議論を重ねて物価目標2%を設定した生命を今年八月に大きく見直した。物価については長期インフレ予想を2%にとどめおく重要性は変わらずだが、物価の実績値のそれへの影響を重視し、一定期間で平均2%のインフレの実現を目指すことにした。

 なぜ見直すのか。それは、実質中立金利や潜在成長率の低下がある。実質中立金利は12年1月に2.25%だが、現在は0.5%だ。これは中立的な政策金利を低下させ、ゼロ金利に陥る確率を高め、金利政策だけでは物価の安定の実現が困難になった。そのため。期待への働きを強める必要性が出てきたのだ。9月のFOMCではゼロ金利は維持するのがベストだと妥当とされた。

 このような低金利の長期化は金融不均衡の蓄積とその崩壊につながり、金融システムを不安定化させ、物価に悪影響を及ぼしかねない。物価目標の存在は経済の安定化に力を発揮できないのは、物価目標が現状では高すぎるということに他ならない、

 今回の見直しでは物価目標の値の検討はなかった。潜在成長率の低下や格差拡大など最大雇用と物価安定の任務と整合的な物価目標値を引き下げうる要因を無視できないからだ。今は暫定的に2%上下を含めたレンジで物価安定を定め、レンジ内は同等であるという枠組みなどの検討が待たれる。

TAGS: ECONOMY
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